静から動へ。モデルのポージングにも使える!古代ギリシャの彫刻アート。

ART
こんにちは。最近筋トレにはまっているまめ(@mame_ph)です!
ある程度筋肉をつけたら見せたくなりますよね?あれ?私だけ・・・?そんな時、鏡の前でつったって力を入れるだけじゃ、私程度が身につけた小さい筋肉じゃいい感じに見えません。角度を変えたり、腕を上げてみたり、体を動かすことで初めて筋肉っていい感じに見えますよね!
これは筋肉に限らず、モデルのポージングも同じだと思います。動くことによって自然に魅せることができる。この概念が生まれたのが古代ギリシャからだと言われています。
さあ、今日は(エーゲ文明)から暗黒時代を経て進化を遂げた、古代ギリシャのアートの歴史を学んでいきましょう!

 

西洋美術の基礎となった古代ギリシャのアートとは?

 

エーゲ文明が謎の民族「海の民」によって衰退し、文献が何も残されていた暗黒時代に突入した西洋の歴史でしたが、紀元前700年頃からギリシャは再び文化的に栄えることになります。そこで生まれたのが、エーゲ美術を受け継ぎ、進化させたようなギリシャ美術でした。

 
 

彫刻の概念が変わる!直立不動の姿勢から自然にポージングする形に変化!

特に変化した美術が「彫刻」です。エーゲ美術の時は鼻だけが掘り出されたようなめっちゃミニマルな石像でしたが、ギリシャでは劇的に!複雑に!変化していきます。
アルカイック美術、コントラポスト美術、そしてヘレニズム美術の3つの段階を経て進化を遂げていくのでそれぞれ解説していきます。

 

1.静的アートのアルカイック美術

どことなくエジプトっぽい感じがしますね!
紀元前7世紀中頃から始まったアルカイック美術はエジプトのファラオ像を手本に作られたと言われています。両腕をしっかり胴体につけ、片足を踏み出し、体重を均等にかけた立ち姿が特徴的です。顔は生命感を表現するため少し微笑んでいるのが特徴で、これを「アルカイックスマイル」と言います。
この頃、人々は神は自分たちと同じ形をしていると考えており、今残っている像の多くは神の像なのか人間の像なのかわからないそうです。
男性像は「クロース像」と呼ばれ、は裸体で描かれることが多かったのに対し、女性は「コレー像」と呼ばれ、必ず衣服を身につけています。神に捧げられるものとして作られた像は必ず捧げものである果物や鳥、壺を持っていました。

 
 

2.動的アートのコントラポスト美術

陰影がついて、筋肉がよりかっこよく写っています!
アルカイック美術が200年続き、いよいよギリシャ美術にイノベーションが起きました。それがコントラポスト美術です。
コントラポストとはイタリア語で「対置」を意味し、片足に重心をかけ、もう一方の足の力を抜くことにより、身体にねじれが生じ、人体の持つ筋肉をよりリアルに表現できるようになりました。
身体の重心が自由になったので、腕や顔の向きにも動きが出始めます。なので生命感を表現するのに笑顔は必要なくなり、アルカイックスマイルは消えていくことになります。

 
 

〜そして美術が大衆化された時代へ〜
アレクサンドロスによる東方大遠征でエジプト・メソポタミアを支配することでギリシャはより豊かになりました。
各地に都市アレクサンドリアを作って、アレクサンドロス大王の銅像が沢山作られ、民主制から君主制国家にかわました。その為、神のために美術を捧げるのではなく、王様や個人のための美術が発展していきました。裕福な市民は自宅に彫刻を置き、宝石を身につけました。

 
 

3.どこからみてもかっこいい。ギリシャ彫刻の最盛期!ヘレニズム美術

アレクサンドロスの東方遠征遠征から300年をヘレニズム時代と呼び、ギリシャ、メソポタミア、エジプトなど、東洋の文化が西洋と融合した美術が地中海に行き渡りました。
ここでギリシャ彫刻は最終形態を迎えます。とてつもなく激しい動きが特徴で、人体はめちゃめちゃに捻じ曲げられる、前からのみでなく、どの角度からみてもかっこいいことを意識した表現によって空間的な広がりが感じられます。

 
 

まとめ

私は普段フォトグラファーとして活動しているのですが、モデルさんへのポージング指示にめちゃくちゃ役立ちそうですね!個人的にはコントラポストくらいが自然でかっこいいポートレートが撮れそうなので今度お願いしてみることにします。フォトグラファーが複数いる場合は、どこから撮られても美しいヘレニズムなポージングを是非真似してみてください!自己責任で!

 

絵が描けなくて全部アルカイックになってしまうので誰か絵の書き方教えてくださーい!

 
 

では、今日もお読みいただきありがとうございました◎