これぞ超絶技巧!独自の文化を保ち続けたケルト美術。

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こんにちは!遂に日本は消費税10%に増税ですね!
増税もキャッシュレス還元で乗り切ろうと思っているまめ(@art_rootbox)です!

 

ちなみに中世ヨーロッパでは10分の1税という仕組みが取り入れられていたそう。
なんでも収入の10分の1を税金として取り立てるという消費税の超ひどいバージョンだとか!
この他にもいろんな税徴収があり、国民が反発することによって様々な革命の要因になったんです。
日本も今後、新日本革命とか起きないように、住みやすい世の中になっていくことを願っています。

 
 

というわけで・・・
古代ギリシャ・ローマ文明に変わり、今回からキリスト教が台頭した新時代!
中世ヨーロッパを勉強していきたいと思います!

 

古代ギリシャ・古代ローマ文明からの歩み

多くの神々からなるローマ神話体系のもと、皇帝自身も一種の神として崇拝させてきた古代ローマ帝国にとって、
1人の神以外の崇拝対象を認めないキリスト教は、帝政の否定に繋がる危険思想でした。
激しく弾圧しましたが、キリスト教の拡大はもはや止められず、4Cにキリスト教は国から公認されることになります。

 

そこからはローマ帝国が東西に分離され、西ローマが滅亡。
キリスト教文化である東ローマ帝国では、偶像崇拝が禁止され、キリストが羊や魚のシンボルに例えられた美術が制作されるなど、キリストや聖書のシーンが美術の被写体になっていきます。

 

今回はそんなキリスト教文化に異才を放つ、超絶技巧が特徴のケルト美術を紹介していきたいと思います!
古代の細かい装飾が大好きな私にとって、ケルトは最高のアートです・・・!!

 

文字も国も持たず、2500年もの間、独自の文化を築き上げたケルト人とは?

ケルト十字架

ケルトの十字架

 

まずはケルト美術を作り上げた民族「ケルト人」について学んでいきましょう!

 

元々は中央アジアに起源を持つ、渡来系インド・ヨーロッパ語族がヨーロッパに定住し、2500年間もの長い間、ケルト文化を作り上げました。
文字も国も持たず、伝説や神話は口承によってのみ行われました。

 

ヨーロッパに定住してからは地域差が大きかったので、ケルト人は2つに大別されています。
1つ目は「島のケルト」と呼ばれ、ケルト人のうち、イギリスとアイルランドに渡った人々のことを指します。
2つめは「大陸のケルト」と呼ばれ、島に渡らず大陸に残った人々のことを指します。
大陸のケルトの一部はローマ人からガリア人と呼ばれ、徐々にローマ化していきました。

 

島のケルトの中でもアイルランドは長い間植民地化されなかったのでその分ケルト文化の独自性が保たれ、たくさんのケルト美術品が出土されています。

 

ケルト人は独自の多神教を信仰していましたが、徐々にキリスト教化が進んでいきます。
しかし、彼ら固有の文化は、キリスト文化圏に取り込まれてもなお受け継がれることになりました。

 
 

妖精や異界の不思議な力を信じていた。まるでゲームのようなケルトの世界観とは?

 

 

ケルトの世界観は、ヨーロッパの中ではとても異質なものでした。

 

キリスト教のように唯一絶対の神がいたわけでもなく、多神教を信仰していましたが、ギリシャ人のように神々を擬人化して崇拝することもありませんでした。

 

彼らが崇拝したのは、自然そのものの化身でした。
森の木々や海の彼方を崇め、妖精や異界の存在の不思議な力によって、現世と来世を自由につなぐ神話世界を表現していました。

 

人間と動物、自然界は連動すると考えられており、自然界の死と再生の輪廻を思想していると言われています。

 
 

ロードオブザリング

ロードオブザリング

映画「ロードオブザリング」も、このようなケルトの世界観をベースに描かれています。

 
 

ケルトの世界観をそのまま表した、ケルト美術独自の特徴

ケルトの聖書扉絵

ケルトの聖書扉絵

ケルト美術はそんなケルトの思想を表し、独自の特徴を持っています。
中でも、無限に続く「渦巻文様」、一筆書きの「組紐文様」、そして古来の自然崇拝を元にする「動物文様」の3つは、
ケルトの代表的な文様となりました。

 

ケルトの渦巻き模様

ケルトの渦巻き模様  (https://keruburo.com/post-532)

 

ケルトの組紐模様

ケルトの組紐模様  (https://keruburo.com/celtic-knot)

 

ケルトの動物模様

ケルトの動物模様 (https://www.wako.ac.jp/organization/research/touzai02/tz0204.html)

 
 

これらは無限の繰り返しを表現し、先の見えない無限の増殖の構造を持っています。

 

また、高い装飾性が特徴で、聖書の扉絵の装飾や、文字を図案化したイニシャル装飾、署名の代わりに作られたモノグラム装飾が有名です。
ケルト福音書

ケルト福音書

 
 

まとめ

 動植物や組紐のデザインから無限の繰り返しを表現するケルト美術は、19C末、ヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動「アールヌーボー」の土台となりました。新しい芸術を意味するアールヌーボーは、花屋植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせが特徴で、建築、工芸品、グラフィックデザインの分野で幅広く知られることになりました。

 

ケルト人の思想が、現代のRPGゲームによく似ているので、ゲームデザインにもよく合いますね。
デザインを当時の思想から学ぶことによって、より深く理解する手助けができていれば嬉しいです!

 

今日も最後まで見ていただきありがとうございました◎