ポンペイレッドが美しすぎる。3000年前の豪華な壁画。

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こんにちは!赤色が大好きなまめ(@art_rootbox)です!

2年前くらいまでずっと髪色も赤でした。もちろんバイクも赤。

赤って古代から使われている色なんですよね・・・古代の壁画なんかはほとんど赤土と黄土の顔料で描かれています。
黄色もすきなので、やっぱり古代色が好きなのかなと思い始める今日この頃・・・。

私の赤好きの写真

私のただの赤好きの写真

 

今回はそんな私みたいな赤好き必見!鮮やかな赤色が特徴的な、古代ローマのポンペイ壁画群を勉強していきたいと思います!!

火山灰によって当時の姿のまま保存された古代都市ポンペイ。

古代都市ポンペイ想像図

古代都市ポンペイ想像図

 

ポンペイは、イタリア・ナポリ付近にあった古代都市。
79年に火山が噴火し、何もかも灰の中に埋もれてしまいました。
 
それから約1600年後、街の発掘が始まると、見事な壁画が次々と発見されました。
 
美術品が劣化しなかった原因は、火山灰に含まれる火砕流堆積物(かさいりゅうたいせきぶつ)にありました。
 
これには乾燥剤として用いられるシリカゲルに似た成分が含まれ、湿気を吸収していたのです。
この火山灰が町全体を隙間なく埋め尽くしたため、壁画や美術品の劣化が最小限に食い止められました。

紀元前最後の高度な絵画、ポンペイの壁画とは?

2016年に行われたポンペイの壁画展チケット

2016年に行われたポンペイの壁画展チケット

こんな展示があったんですね・・・行きたかった・・・
 

ポンペイの壁画が描かれたのは紀元前1C頃。

とっても昔なのに、だまし絵や遠近法など、高度な技術が多用されています。人物や動物の描き方もとても繊細です。
 
ポンペイの壁画で一番目を引くのは「ポンペイ・レッド」と呼ばれる色鮮やかな色彩です。元から赤く塗られたものと、黄色に塗られていて、高温と火山ガスで赤色に変色したものの2種類あるそうで、未だに区別がつけられていないそうです。
 
壁画からは当時の文化を読み取ることができます。壁画は全て「フレスコ」という技法で描かれました。
 

保存性はピカイチ!「フレスコ画」とは?

絵の具の写真

顔料に水などを混ぜて乗せても、乾燥後には粉だけが残って落ちてしまうので、普通の絵の具というのは、顔料に糊となる材料を混ぜてから使います。
 
アクリル絵の具は、顔料+アクリル樹脂、水彩絵の具は、顔料+アラビアゴムのように、全て顔料を固着させるための材料を混ぜて使用しています。
 
一方、フレスコ画は基本的に糊になる材料を入れません!
石灰と砂をまぜた「モルタル(漆喰)」を壁に塗り、乾燥していないうちに顔料を水だけで溶き、色を乗せていき作っていきます。
 
乾燥していない石灰が顔料に被さり、その上で空気中の二酸化炭素と反応が起こり、結晶化することで
非常に頑丈な塗膜を形成するから、糊になる材料を入れなくても、顔料はこの結晶に閉じ込められて美しさを保ち続けるのです。
 
そのためフレスコ画は、油絵や水彩画と全く違った表情を持っています。石灰がつくる結晶のなかに、顔料の一粒一粒が閉じ込められるため、色が大変美しく、耐久性は抜群で数千年にわたって保つことができます。
 
その反面、一旦乾くと水に浸しても解けないため、描き直しができず、時間制限もある非常に難しい技法でした。
 
そんなフレスコ画で描かれたポンペイの壁画群は、時代によって4つの様式に分けることができます。
 
あなたはどの時代の壁画がお好きでしょう!4つの様式を詳しく解説していきたいと思います!
 

時代によって様々な変化が!ポンペイ壁画の4つの様式!

 

1.第一様式

ポンペイの壁画第一様式

ポンペイの壁画第一様式

第一様式は紀元前80世紀-2世紀頃に作られました。トリックアートの様に漆喰の壁に色とりどりの大理石板が描かれているのが特徴です。
立体的に描かれているので本物みたいに凹凸があります。
 
この様式はエジプトの宮殿を模倣したもので、モデルの宮殿には本物の大理石が壁にはめ込まれていました。ここから、この時代にローマがギリシャやヘレニズム諸国と交流、もしくは征服していたことが読み取れます。
 

2.第二様式

ポンペイの壁画第二様式

ポンペイの壁画第二様式

第二様式は紀元前70年頃から始まりました。第一様式からさらに進化して、柱などの建築モチーフも描かれています。
 
遠近法を用いて平面のなかに奥行きを持たせ、部屋を広く見せる構図も生まれました。
 

3.第三様式

ポンペイの壁画第三様式

ポンペイの壁画第三様式

第三様式は紀元前20年頃から始まりました。平和な時代を反映するかのような秩序と安定感のある装飾が施されるようになります。
 
壁は均等に分割され、そこにだまし絵のような、額縁に入った板絵やキャンバスに描かれた絵画(タブロー画)が描かれました。
 

4.第四様式

ポンペイの壁画第四様式

ポンペイの壁画第四様式

第四様式は、紀元後60年から始まりました。
 
一層豪華な装飾が施されるようになります。これまでの柱を書き込むものとタブロー画絵画も共存して描かれました。

まとめ

ポンペイの壁画は3000年前に描かれたとは思えないような美しさを保っています。
 
実は今でもフレスコ画という技法は習得することができます!油絵や水彩画が開発されより便利に簡単に絵が描けるようになった今、フレスコ画は書き直しもできず、時間制限もあって大変なイメージですが、数千年も朽ちず残るというのはすごいですね・・・。
 
あなたの作品も何千年か後に発見されて、人類の歴史を刻むかもしれません!
一度挑戦してみたいと思います!
 
ではまたお会いしましょう!!