人類の本能に刻まれたアート。古代オリエント、世界最古の美術とは?

ART
どうも!令和の目標は古代文明博士になること。編集長の松本真実(@mame_ph)です!
最近はオリラジ中田さんのYoutubeエクストリーム授業にはまっています。
歴史を知ることで現代を知る!まさにそれ!!!!です。経済とか政治とか、めっちゃわかるようになるのでオススメなのです!

 

このメディア【ROOTBOX】から美術の歴史を学んでもらうと、アートを根底から理解できるので、現代のアート展覧会や、美術館巡りがめちゃくちゃ楽しくなりますよ・・・!!
私もみなさんと一緒に学んでいきます◎
では早速!今日は約5000年前に古代オリエント時代に生まれた、世界最古の美術を学んでいきましょう◎

 

人類最古のシュメール文明

 

人間とアートは切っても切り離せないもので、狩猟採集していた時代からずっと、絵を描き続けています。洞窟を住居とし、そこに赤土を絵の具にして狩猟している人間と動物の姿や、日常を描いていました。
呪術的な意味があったのかもしれないと言われていますが、私はただ純粋に表現したかったのだと思っています。今日まで表現者やアーティストが生まれ続けている背景には、人間の本能にある「表現したい」、「何かを残したい」という思いゆえと言えます。

 

人類最古のシュメール文明は、メソポタミアに現れたシュメール人が作った文明です。メソポタミアはティグリス河とユーフラテス河の2つの川に挟まれた非常に豊かな土地で、農業が盛んに行われていました。
シュメール人は人類最古の文字「楔形文字」を作った人類です。旧約聖書の「大洪水伝説」の元になった文明だと言われています。そう、文字があるということは、伝説を広く、たくさんの人に伝えられるということです。5000年経った現在でも伝説が読み伝えられている。文字通り西洋世界のあらゆる文明の礎となったと言えます。

 

死後の世界を大切にしたエジプト文明

 

一方、北アフリカのエジプト文明も、今は砂漠のイメージが強いのですが当時は、ナイル川が毎年のように氾濫し、とても豊かな土地に恵まれていました。農業が栄え、既に都市が形成されていたと言われています。都市文明が生まれると、必ず独裁者が生まれます。ピラミッドがその産物ですね。
シュメール文明、エジプト文明共にアートは生まれていたのですが、現在エジプト文明の方が知名度があります。その理由は、エジプト人は「死後の世界を信じていた」という思想にあります。来世での生活に備えて作られた豪華な副葬品や、巨大なお墓「ピラミッド」、ミイラなどが有名です。シュメール文明では来世思想はあまりなく、「死んだら終わり」という考えでした。
私は、想像力こそが、アートを膨らませると思っています。表現すること、技術力は一緒でも、来世を願うか否かで、こんなにも違いが出ることから、思想とアートが固く結びついているということがわかります。

 

冥界へのガイドブック!死者の書

 

「日のもとに出現する書」と言われており、太陽が向かう死後の世界への旅に必須の書でした。192の呪文からなっており、来世への旅の途中で直面する試練ごとに対応する呪文があったらしい。パピルス紙にヒエログリフで書かれており、横長スクロールの可愛い挿絵が添えられています。
そこに描かれているのは死者と、死体の世話をする侍女、神官の姿や神々の姿であり、神々は役割ごとに獣の上部や持ち物によって特定できるようになっています。字の読めない人にもわかる視覚的記号である「アトリビュート」の基本はエジプト時代に出来上がっていたのです!
この絵はキリスト教の「最後の審判」の原型になったと言われています。

 

明るい未来へ希望の象徴であるミイラ

死者はやがて再生し、明るい世界で生き続けると信じられていたので、死体をミイラにし、来世で用いる日用品や財産とともにお墓に収めていました。
時には聖獣として崇められていた猫までもがミイラにされていました。
 
 

アートと宗教は繋がっている

エジプトの絵と言えば、個性的な人物の描かれ方が有名です。
足と頭は横から、胴体は正面から見た姿で描かれています。すごく抽象化された人物の顔の個性はほとんど無視されています。王様も同じでした。しかし、その背景には宗教的な考え方がありました。

 

写実されたネフェルティティ像

見てわかる通り、この像はとてもリアルに表現されています。古代エジプト王国では、これまでずっと多神教を信仰していたのですが、ネフェルティティ像が作られた頃、アメンヘテブ4世が王座に即位し、多神教を否定しアテン一神教を作りました。アメンヘテブは神に仕える人間として、名を改名しました。この像は王の娘を描いた像です。王も神ではなくただの人間。その娘もただの人間。人間であれば「その人に似ているか否か」で価値が変わってきます。それゆえ、リアルに描かれたと言われています。

 

抽象化されたツタンカーメン

一方、王が亡くなり、一神教からまた多神教に戻った時に作られたツタンカーメンのマスクです。多神教の考えでは王様であるファラオも神になります。いっぱい神がいる状態です。なので神々しくあればあるほど価値が高いことになります。
なので豪華できらびやかで、神の理想像を抽象化したような姿になったと言われています。

 

まとめ

5000年も前から人類は絵を描いていたという事実にロマンを感じずにはいられません。表現者、アーティストは人類の本能にしたがって生きている人だと言えます。YoutuberやVtuber、インスタグラマーなど、新しい表現者が増えていく現代はまさに歴史を繰り返していると言えるのではないでしょうか!!表現の仕方は今後も形を変えていくと思いますが、人間が人間である以上、アートがなくなることは無いと思います。
また、既に古代エジプト時代のネフェルティティ像とツタンカーメンのマスクが作られた頃から、デザインにはゴールが必要なことが認識されていたと言えますね!前者はいかにその人に似ているかどうか、後者はいかに神々しくみせるか。ゴールが違えば全く違うものが出来上がる。最初のディレクションがいかに重要かを考える良い例になるのではないでしょうか!

 

ちなみにファッションとアートも繋がってるから、興味ある人が下記の記事もチェックしてください◎

→あたり一面真っ白!?古代エジプトのファッションとは。

→西洋文明の礎。古代メソポタミアのファッションとは。

 

以上!ではまた!

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