西洋美術の伝説は5000年前、エーゲ海から始まった。

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こんにちは!絶賛ギリシャ神話を嗜み中なまめ(@mame_ph)です!
そこらの昼ドラよりもドロドロした恋のストーリーがすごい。破壊力がまじすごい。
こうゆうのって教訓として一言の言葉でも表せられるのですが、1つのストーリーにすることによって長い間語り継がれることになったんだろうなぁ。物語ってすごい。
さて、今日から舞台は変わってヨーロッパへ!西洋美術の基礎を作った古代エーゲ文明の美術について学んでいきましょう!

 

西洋美術の礎!ミニマルなエーゲ美術とは?

西洋の古代文明といえば、ギリシャやローマ文明が有名ですが、それより2000年前くらいから西洋美術の基礎を作ったエーゲ文明を忘れてはいけません。私はエーゲ美術のミニマルさが大好きです。めっちゃかわいい。

 

エーゲ美術は3つの島からなる美術なので、1つずつ解説していきます。
位置はこんな感じ。これは現在のgooglemapですが、5000年前から現存して同じ名前であるってすごくないですか・・・!?

 

 
 

1.めっちゃシンプル。キクラデス諸島の「キクラデス美術」

初期青銅器時代に、地図のピンク色部分、キクラデス諸島で誕生した美術のキーワードは、「極端な抽象化」です。

 

 

キクラデスの石像はとってもシンプルで、鼻と乳房のみ彫られ、つま先を下に向けています。
モアイよりもシンプル。洗練されている。置物にしたい。
こんなにかわいいのに実は大理石で作られているんです。超高級感・・・!!
後に完成する複雑なギリシャ様式の石像と同じ素材がすでに使われていました。

 

キクラデス諸島は、銅・銀・鉛の産地として有名だったため、大理石がたくさん採れたのかもしれません。

 
 

2.宮殿いっぱいクレタ島の「クレタ美術」

中期青銅器時代に、地図の青色部分、クレタ諸島で誕生した美術のキーワードは、「豪華!たくさんの宮殿誕生!」です。

 

 

一番有名なこのクノックス宮殿は、後に「ミノタウルスの迷宮」のモデルにもなるくらいの複雑な作りで、小部屋が無数に作られていたそうです。城壁がなく開放的な作りになっていることから、比較的平和だったと言えるでしょう。
他にもいろんな宮殿が建てられて、クレタ文化は宮殿文化と呼ばれています。

 

3.ペロポネソス半島の「ミュケナイ美術」

後期青銅器時代に、地図のオレンジ部分、ペロポネソス半島で誕生した美術のキーワードは、「貴金属の副葬!」です。

 

アガメムノンのマスク
この頃から死者に黄金のマスクを被せるなど、お墓に貴金属を副葬する習慣ができました。これらはおそらくエジプト文明の影響を受けていると言われています。エジプト文明と同じ黄金のマスクですが、顔つきは全く違い、ミュケナイ美術ではより人間らしくなっています。これは神を抽象化したものではなく、英雄に捧げられたものであるので、より写実的に仕上がっていると言え、宗教観が違うことを表しています。

 
 

そして暗黒時代へ・・・。遂にギリシャ美術の誕生。

メソポタミア編で出てきた、遊牧民カッシートをを滅亡させた謎の民族「海の民」がこちらにも攻めてきたらしく、エーゲ海の文明は一度衰退しています。海の民、本当に恐ろしいですね・・・

 

その後約400年間は暗黒時代と呼ばれ、書籍が何も残っていません。
紀元前700年頃、遂にギリシャで新たに文明が生まれます。そこで有名なギリシャ美術が生まれることになったのです。勿論、それらはエーゲ美術を受け継ぐ形で発展してゆくのです。

 
 

まとめ

ギリシャ文明が誕生する前の文明、エーゲ文明。あまり知られていませんが、紛れもなく今の西洋美術の基礎を作った文明です。ギリシャ文明やローマ文明の複雑で優美な彫刻は有名ですが、最初はとてもシンプルな石像からスタートしていました。

 

現在、デザインはリッチデザインからフラットデザインにトレンドが変わり、ロゴデザインなどとてもシンプルになっていますよね。私もデザインはミニマルな方が好きです。
今後は古代の超シンプルなデザインを学ぶと、5000年の時を超えて現代に活かせるかもしれません・・・!!

 

以上!次回はいよいよギリシャ美術を取り上げていきます!

 

今日もありがとうございました!