写真やデザインを美しく。古代ギリシャで生まれた黄金比の4つの使い方。

ART

こんにちは!今日もデザイン修行中のおまめ(@omame_creator)です。

突然ですが、みなさん黄金比ってご存知ですか!?デザインのレイアウトに取り入れると、作品がより美しくなると言われているアレ、です。名前はとっても有名ですね。

実は私は写真を撮る際によく構図として使用しています。3分割構図の黄金比バージョンです。

この写真では、一番視線誘導させたいモデルさんの手前の目に、黄金比で区切られた3分割の交差点を持ってきています!

今までなんとなくで、写真だけに使ってきた黄金比。調べてみるとなんと古代ギリシャ時代にはすでに誕生していました。

そんな約3000年前から人類が最も美しいと感じてきた黄金比。デザインでも使いこなしたい・・・!!
今日はそんな黄金比の歴史と4つの使い方を、数学が苦手な私にも理解できるよう簡単に解説していきます(笑)

みなさんにも是非使いこなして欲しいので、黄金比のAIデータも配布しちゃいます・・・!!

黄金比とは?

 

黄金比は人類が美しいと感じる比率のことです。

1:1.618、約5:8の比率となります。
ギリシャ文字で「 φ (ファイ)」と表されます。
線を a, b の長さで 2 つに分割しa : b = b : (a + b) になる数字らしく、数学的に美しい数字なんだそうです。
これを元に黄金長方形というものが作られ、デザインに応用されています。

黄金長方形とは?

黄金長方形とは辺同士が黄金比(1:1.618)になっており、内部に正方形を作り、角の点をつないでいくと螺旋(らせん)を描く図形のことです。

つまり・・・

このように、黄金比の長方形の中に、黄金比の長方形を6回重ねたもので枠を作っていき、


正方形の部分に、各正方形の端っこの角を中心とした正円を加え、繋げたものです。

まぁ、細かいことは気にせず、この黄金長方形をデザインに取り入れることで、作品がより美しくなると言われています。

日本のハガキや名刺のサイズにも黄金比が使われており、デザインでは、Appleのロゴや、モナリザにも使われています。

使い方は後で解説しますね!

黄金比の歴史


今でも様々なデザインに取り入れられている黄金比。

最初に使われたのは古代ギリシャ時代だと言われているんです。
古代ギリシャの数学者エウドクソスが発見し、その後、古代ギリシャの彫刻家ペイディアスが
初めてパルテノン神殿建設時に使用したと言われています。

パルテノン神殿とは、古代ギリシャの中心となる都市アテネの守護神アテネを祀る神殿として建てられた神殿ですね。

その後、20世紀に黄金数の記号としてギリシャ文字「φ(ファイ)」が使われるのですが、これは彫刻家ペイディアスの頭文字から取ったそうです。

約2500年前からずっと、人類を虜にしてきた黄金比。
今後もデザインの根幹となっていくので是非この機会にマスターしていきましょう!

黄金長方形でデザインをブラシュアップする4つの使い方!

いよいよ黄金比を自分のデザインに取り入れる方法を勉強していきましょう。
私は取り入れる方法がなかなかわからず苦労しました。。。笑
理解するととっても簡単なので今日から是非使ってみましょう!

1.黄金比でサイズで決める

そのままです。
1:1.618(約5:8)の比率でサイズを決めてしまいましょう。iphoneの画面や名刺のサイズ、ハガキのサイズにも使われていますね!

2.黄金比でレイアウト決める

よくある名刺のレイアウトですが、実はここにも黄金比が使われていることが多いです。
ここで大事なのは余白です。余白を黄金比に当てはめていくとデザインがぐっと素敵に見えてきます。
Logoの部分に名前を持ってきてもいいですし、一番大きなスペースに絵や写真を入れても素敵ですね。

3.3分割法でレイアウトを決める


これは私もよく使う手法です。写真にも取り入れやすいです。
一番重要なデザイン要素を中央の長方形の角周辺に配置しましょう。

そのほかにも、この3分割グリッドによって、余白スペースや配置場所を決めることもできます。

この写真では一番際立たせたかったモデルの手前の目に中央長方形の角を配置しています。

4.ゴールデンサークルを使う

黄金比を利用して、均等の取れた美しい正方形や長方形を作ることができるのと同じように、円にも適用することができるんです!
正方形に隣接するように作成されたサークル円は、どれも1:1.618の比率となっています。
統一感のあるロゴデザインに向いています。
冒頭記載したAppleのロゴもこちらが使われています。
Twitterのロゴもゴールデンサークルが使われていることで有名です。

使い方は、ゴールデンサークル全体を描きたいロゴの大きさに合わせて拡大、拡小し、ロゴに合わせて隣り合った小さい円や大きな円を
組み込んでいくという方法です。

まとめ

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古代ギリシャで生まれ、今なお受け継がれし禁断の法則、黄金比。

全てに当てはまるものではないかもしれませんが、皆さんがこの記事を見て、もっと使いこなせるようになり、デザインをより洗練されたものにしていただければうれしいです!

せっかくなので今回使用した3つの素材(黄金長方形・3分割法・ゴールデンサークル)のAIデータをこちら のgoogledriveにて配布しちゃいます!

どんどん応用してくださいね◎

 

質問等ございましたらいつでもTwitterのDMやコメントください!
では!今日も最後までお読みいただきありがとうございました!